ANA11代目次期制服

〜 現行10代目制服の話 〜












ANAの制服改訂は設立75周年に

合わせて、2027年の予定。

なぜに今からそんな告知をするのか?

正式に制服が決まってからでも

良いではないか?



などと思ったが、

2027年に制服が変わるから

新しい制服着たいでしょう?

それまでは退職しないでね。

というCAたちへのメッセージも

含まれていると予測。



毎度のことたが、

やっと見慣れてきて、良いなあと

思えた頃に制服改訂。

変える周期が早すぎるのではないか?






ANA9代目制服(左)、10代目制服(右)





ANAの現行10代目制服の発注総額。

7,8億円くらいかと思っていたが、

25億円とのこと。

CAだけでも8000人、

地上スタッフなども入れたら、

そんな金額になってしまうのか・・・



10年ごとに25億円の費用。

そこまでして制服を改訂する必要が

あるのだろうか?



JALは多数の百貨店が受注しているが、

ANAの客室乗務員の制服を製作しているのは

「高島屋」一社だけである。

他のメーカーや百貨店は

過去も現在もANA制服を作っておらず、

高島屋のみ。

地上スタッフの制服は、

名鉄百貨店、そごう・西武。

こちらも長年発注先が固定されている。



7-8代目のアシダジュン制服時代から

客室乗務員の制服は「高島屋」

着用するCAにとっても

ブランドイメージは高く、

憧れのCA、憧れの制服という

心理的な面も満足させてくれる。






ANA8代目アシダジュン制服(高島屋製)





鉄道やバス、消防や警察、

高校、デパート、ホテル・・

いずれも制服の変更は20年、30年に一度、

10年前後で制服を変えるのは

乗客のニーズとは思えない。

デザインや生地の進化、社員の士気など、

理由は複数あるのだろう。



現行10代目制服は、

ひと目みて、ANAとわかるように、

というのもコンセブトのひとつだった。

ブルーラインはANAらしく、

とても良いデザインと思えてきた。

そんなイメージが定着した頃に

またも新制服というのは、

複雑な心境でもある。



シンガポール航空のように評判良く、

一度これだと印象づけられた制服の

デザインは変えないというのも

イメージ戦略のうえでは

賢い選択かもしれない。






シンガポール航空





前代の制服、

9代目ストライプ制服の発表前に

電通CM制服盗難事件があった。

その直後、

誰に支給したかわかるように

ジャケット、スカートに

電子タグが埋め込まれることになった。



臨機応変にすぐに動くのが

ANAの良いところか。

当時はネットオークションで

制服売買が盛んだったための

盗難・紛失対策でもある。



しかしこの電子タグ、

コストの割にはたいした役割もせず、

オークションへの出品は減ったものの、

それは電子ダクがあるという抑止力が

働いたのだろう。



ならば電子タグなど高コストの物は

使わずに、新人教育を徹底すれば良い、

ということになったのか、電子タグ廃止。

さっさと方向転換するところが、

ANAの良いところか。



その後の10代目現行制服では

誰に支給したものかを判別するために

低コストのバーコードが貼り付けられた。

ならば最初からバーコードにしておけば・・






JAL現行11代目制服もバーコードが付けられている





制服を改訂するあたっては

現役CAも参加しての委員会がある。

一部の現場の意見を取り入れ過ぎて

変なことになったのが

現行10代目制服のブラウス。



機内でサービスをしている時、

上の棚が閉まっているか確認する時、

ブラウスのすき間から下着が

見えてしまうのはイヤだ!

だからボタンをもっと多くしてほしい、

とのCAからの要望。



通常のシャツやブラウスでは

5つくらい付いている前のボタンを

2倍の10個にした。

これで下着が見えることはない。

完璧だ!












現行制服着用開始当初、

このポタンの多さに、

さっそくCAから不満の声が

あったという。



 数が多過ぎて、着るのも脱ぐのも面倒



 急いでいる時の着替えで

 ボタン多過ぎてイラッとする



何もそこまでして、

すき間を死守しなくても・・・

一部の神経質なCAの意見を

取り入れてしまったのだろう。

いっそマジックテープはどうか。

ベリッベリッ!と素早く着替えられる。



ブルーとピンクの柄ブラウスは

生地が柔らかい、軽い、

シミになったら手洗い、

しかもすぐに乾く。良い品らしい。



無地のブルーブラウスは

生地が綿なので着心地が硬い。

そんなこともあって

無地ブルーはCAに人気がないらしい。












新制服着用当時のベルトは、

普通のバックルとは異なり、

簡単に前の留め具が

外れてしまう設計だった。

これもCAからは大不評。

太り気味CAは頻繁にベルトの前部分が

パカッと外れてしまう。



そしてジャケットにも問題。

明るいグレーなので、

汚れやシミがやたら目立つ。



そういった視点からすると、

大韓航空の白い制服なども

CAにとってはオシャレな反面、

扱いづらいのかもしれない。






大韓航空





ANAは機体デザイン、ロゴなど

コーポレイトカラーを長年変更していない。

そうなると次期制服は紺色系に戻るか?

ANA11代目次期制服、

さてどうなるか?













トップ




当サイトの掲載文章を許諾なく複製・転載・使用することを禁止します

2025.7.25